土佐の鍋料理の王者「クエ鍋」。体長1mもある巨大魚で、漁獲が少なく幻の魚と言われている。土佐は昔から、貴重な高級食材でもあるクエの宝庫。その名の由来は、体側にある縞模様を時とともに変化させ、体に九つの絵(九絵=クエ)を描き出すところから来ている。最も美味とされるのが天然の「真クエ」。鍋に入った身はギュッと引締まり、程よい脂が上品で美味しい。柔らかく旨みがあり、皮に近い部分はゼラチン質でコラーゲンがたっぷり。他の魚では例え難い味わいは、何より旨いと言われることもある。
旬 11月 12月 1月 2月